皆さんの中で、果樹を育てたことがある方はいらっしゃいますか?小さな苗木を土に植えて、水をやって、肥料を施し、しかし、どれだけ手間ひまをかけて大事に育てても、すぐには実を結ばないこともあるのです。次の年、その次の年、その次の次の年、枝は伸びて、葉は茂るものの、実の気配がまったく見えないとしたら、「この木は、本当に実を結ぶのだろうか」と、疑問や不安が押し寄せてくるでしょう。
しかし、ある年、ふと枝先に小さな蕾が見えて、やがてそれが花となって、そしてついに、小さな実が結ばれました。その瞬間、「この木は、実を結ぶ木だったのだ」と大きな喜びと確信へと変わるでしょう。この最初に実った実、それがいわゆる初穂なのです。そして、初穂が実ったということは、やがて続く豊かな実りが必ずやって来るというしるしでもあります。
キリストは「眠っている者の初穂」と呼ばれていました。私たちすべての人は、人生の終わりに「死」という現実に向き合わなければなりません、これは誰にも避けて通れない道です。しかし、その道の先に終わりではなく、始まりがあります。キリストは死を打ち破って、その初穂として、死人の中からよみがえられました。キリストの復活は、そのことを力強く証しています。
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