2026年3月11日水曜日

大斎節黙想

洗礼者ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。」(ヨハネ 1:29-34)


  大人になり、かつて親が整えてくれていた日々の営みを自ら担うようになって、どれほどの配慮と労苦に支えられてきたのかに気づかされます。当たり前だと思っていた平穏な生活が、実は誰かの尊い犠牲の上に成り立っていたことを知るとき、そこに注がれていた愛の深さに、言葉にならない感謝を覚えるのです。

  大斎節に、私たちはもう一つの「愛の重み」と向き合います。降誕の喜びの背後には、神が独り子を「世の罪を取り除く神の子羊」として与えてくださったという厳粛な事実があります。主の十字架に心を向けるとき、自分がどれほど大きな犠牲によって生かされているかを深く知らされます。この愛を胸に、謙遜な祈りをもって主と共に歩みましょう。

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